痴漢の裁判を傍聴してきたったww → 結果・・・

被告人は40歳の茶髪の若くて童顔な男だった

裁判長から被告人に黙秘権の権利があることが告げられる。
「この時間、最初から最後まで黙っていてもかまわない。でもあなたのここでの発言・行動はすべて証拠として採用されます」
裁判長がそう告げて、起訴状の朗読と罪状の確認が行われた。

趣味悪りぃわ

そしてそれが終わり、弁護士の被告人質問が始まった。
被告はつねに小声で傍聴席からは聞き取れない言葉がたくさんあった。
弁護士や検事・裁判長も聞き返す場面が何どもあった。

入ってすぐの受付っぽいところにある、今日の審議一覧ってのをチェックして
時間になったら傍聴したい裁判が行われる法廷に移動するだけ

フラッと裁判所行って、フラッと傍聴できる

弁護士「どうしてこんなことをやってしまったのですか？」
被告人「自分の弱さだと思います。自分がダメなんです」

この裁判で被告人の言葉から「自分の弱さ」という単語が20回以上でてきた。
弁護士からの質問では、ことあるごとに「自分の弱さです」で回避していた。

ここで弁護士が前科についての話を持ち出した。
どうやらこの男、過去の40万の罰金刑と50万円の罰金刑の2回をくらったらしい。

もう1つは女子中学生に「交際しよう」と言って、追いかけたらしい。

おいおい、先に仕事先を見つけるべきだろうと内心思った。でもあながち間違いでもないのかな。

ここで検事質問。この検事はいきなり直球勝負をしてきたのだ。

検事「前にも中学生を追い回したよね。んで今回も小学生。君は小さい女の子が好きなの？」

キレ味は抜群だった。

被告人は、「そういうわけではない。自分の弱さが原因だった」
ここでも「自分の弱さ」を使ってきた。

この検事はサバサバと本質の質問をしていた。

検事は、小学生で被害にあうと、一生引きずる深い傷を負ってしまう。それがわかって今回の事をしたのかと問いかけた。

被告は黙ってしまう。

ここで検事は被告人が検事に当てた手紙（被告は検事と弁護士に手紙を書くらしい）の内容を言い始めた。
被告人は両親から絶縁されるかもしれないとおびえていたらしい。

検事は、被告人に被害者の事をどう思っているかを問いかけた。
被告人は黙っていた。
そのまま俯いて何も話さなかった。検事は質問を終了した。

ここで裁判長質問にうつる。
ここまで黙って聞いてきた裁判長が口を開いた。

「被告人は、被害者にどのような償いができると思いますか」

被告人は考えている素振りは見せたが、明確な答えを言えなかった。

裁判長「それが思い浮かばないって事は、君が取り返しのつかない事をしてしまったって事なんだよ」

法廷は静まり変える。

君が他人から傷つけられる辛い思いを知ってるからこそ、他人を傷つけてはいけなかったんじゃないのかな？」

被告人は黙ってうなずく。

ここで被害者の母親が証人として、法廷に立った。
裁判所に提出する被害者の素行・家庭状況を記した紙を読み上げるらしい。

「娘は夫のDVを見て育ってきました。
小学2年の時に、私が夫から首を絞められている時に「お母さんが死んじゃうから辞めて」と言ってくれたやさしい子です」

この母親は自分が鬱病とアルコール依存症であることを告白し、号泣したまま文章を読み続けた。

娘は家庭の状況からか、悩み事を親に相談しない子でした。
痴漢にあった日も私に相談せずに、自分の部屋で泣いているところを話しかけて発覚しました。
本当にやさしくて、気遣いができる子です」

「小学3年生のときに夫のＤＶがひどくなって一時期娘を施設に預けました。
その後、学校に復学したときにみんなからイジめられて、他の区に転校しました。

通学はいつも徒歩で通っていましたが、当日はクラブ活動で疲れて電車で帰宅するときに被害にあったんです」

ここで被告人が鼻水だらけで手がベトベトになっていた。被告人が号泣していた。
被告人が小声で「申し訳ないです」とポツリと言った。

傍聴席からも鼻を啜る音が聞こえる。
犯罪に無縁な我々が、被害者、そしてその家族の苦しみが理解できそうな瞬間であった。

ここで弁護人が口を開く。

「裁判長、別件で11時から高裁で審理があるので続きは次回でいいですか？」

空気を切り裂く一撃であった。仕事だからしょうがないが。。。

ここで審理が終了になった。

以上

てか被害者の両親クズだろ